Base Ball Bearのギター担当だった湯浅将平が今年の春に急に失踪して脱退しました。イギリスのマニック・ストリート・プリーチャーズってバンドのギタリストも失踪しちゃってなんだかそれと同じようなことがまさか自分の好きなバンドで起きるとは思ってもみませんでした。
それで抜けた穴をサポートギタリストで埋めて活動していくと発表されました。
様々なギタリスト(フルカワユタカ、ハヤシヒロユキ、津野米咲など)が参加していてその中に元NUMBER GIRLの田渕ひさ子もいました。
田渕ひさ子がBase Ball Bearのサポートでギターを弾くってニュースを知ったときはとても衝撃を受けました。Base Ball BearはNUMBER GIRLの影響を受けていて(特にインディーズ時代からCの時期までは)かなりリスペクトしてるバンドなんです。
そのNUMBER GIRLの元メンバーだった田渕ひさ子がまさかBase Ball Bearでギターを弾く日が来るとはNUMBER GIRLとBase Ball Bearにどっぷり浸かっていた10年前の自分には想像出来ないことでした。
10年前の自分に教えたら狂喜乱舞しそうな奇跡の共演は2001年のバンド結成から共に歩んできたメンバーの脱退という悲劇がもたらした偶然でもありました。
メンバー4人でNUMBER GIRLのライブに行ってその帰りにzepp tokyoの観覧車に乗って窓越しに「俺らもここでライブやるぞ!」って叫んだって話を宇多丸のラジオで小出祐介が言ってたみたいです。
Base Ball Bearはメンバー4人で続けていくことに意味があるバンドだなとなんとなく思ってたので今でも残念な気持ちです…。
何故いきなりこんな記事を書いたのかと言うとYou Tubeで田渕ひさ子がサポートで入ってるライブ映像を見つけたからです。
透明少女のカバーを演奏したということでTwitterでも話題になってたVIVA LA ROCKの映像がありました。残念ながらその映像に透明少女のカバーはなかったのですが…。
田渕ひさ子はナンバガ時代を彷彿とさせるギターを弾いててそれにはとても感動したのですが、やはり小出祐介の横でギターを弾いているのが湯浅将平じゃないことの寂しさもありました。脱退したのは少し前から知ってたのに映像観たら本当にいないだって実感させられて…。いろんな感情がグルグルしててなんというかセンチメンタル過剰な気分でした。今年でメジャーデビュー10週年を迎えたBase Ball Bearがこれからどうなっていくのかとりあえず今はVIVA LA ROCKの映像を観ながら待つことしか出来ませんね…。